第35回 ワールドケアカフェ 暮らしに広がる介護用品開発最前線

 

 

 

愛知県 東海市にある アロン化成株式会社 ものづくりセンターのレクチャールームで開催した。

日本で初めて塩化ビニルパイプの製造に成功したアロン化成。

・管材事業部

・ライフサポート事業部

・エラストマー事業部

 3つの事業部があります。

アロン化成の介護用品ブランド「安寿」、日本国内、国外の介護、医療現場に使われています。

 

社会基盤を支え続けている企業です。

第一部:ものつくりセンター視察

 「排泄」「入浴」「レンタル用品」「住宅改修」「移動・歩行」「介護予防」「食品」「生活支援」という8つの分野で安寿ブランドを中心に商品開発されています。カラーユニバ―ザルデザインも取り込んでいて、その事例なども紹介して下さいました。

 

 

 

第二部:ポータルトイレの開発秘話

 

ポータブルトイレ“ジャスピタジャスピタの開発事例の紹介

ポータブルトイレでの失敗=尿. ポータブルトイレを使用した排泄での失敗のひとつに 『尿こぼれ』. では、何故『尿こぼれ』が発生するのでしょうか?→排泄. ジャスピタは『排泄姿勢の崩れ』を防ぎ、 理想的な排泄サポートしてくれるだそうです。

 

介護現場の意見よく聞き、それを開発視点で分析して誕生された商品です。

機会がありましたら、一度製品を触ってみてください。その良さが伝わってきます

第三部:海外の介護用品の現状と課題

中国における介護用品の現状と課題

中国では介護用品において、介護保険などの法整備は未だ十分ではありません。

民間企業による介護市場の参入は多く、商品開発、宣伝も自由度が高いです。

日本の介護用品も中国で販売されています。

どんな背景があって、どのように宣伝、販売しているのか、張福祉コンサルティングの張悦を紹介しました。

 

第四部:グループデスカッション

「素晴らしい介護用品がある事を改めて知りました。日本の現場で働いている方がほとんど知らなくて本当に残念です!新商品や介護用品に関する情報をもっと現場に届く事が必要です」などの声を頂きました。

日本において、介護人材不足による課題は深刻になってきています。

介護用品の積極的、正確な導入と利用は現場の負担を軽減できます。

これこそ、日本の介護の魅力、日本ブランドの力と思います。

優しい日本の介護を暮らしに広がっていきたいですね。

 

国境を超えた介護のつながりをつくりワールドケアカフェ

 

 日本と海外の福祉従事者や介護に興味がある方に向け、介護・福祉における国際化の魅力を広く深く発信し、意見交換を行います。

 日頃感じている課題を語り合うことで、お互いの理解と可能性を感じてもらえる機会を増やしたいと考えています。

 様々なテーマで開催しています。介護事業従事者・ご家族・地域の方など、様々な方にご参加いただいています。