第13回 ワールドケアカフェ 「外国人介護スタッフを迎えるために、何をしたらよいのか」

13回 ワールドケアカフェ 

テーマ:「外国人介護スタッフを迎えるために、何をしたらよいのか」

日本の介護現場で働く外国人スタッフの受け入れ拡大につながる「外国人技能実習制度」の適正化法案と「介護福祉士」の資格を持つ外国人に就労ビザを認める出入国管理及び難民認定法(入管法)の改正法案が1025日、衆院本会議で可決され、参議院での審議を経て、今国会で成立する見込みとなりました。

 在留資格「介護」の新設等は今後、介護業界や在日外国人、技能実習生を受け入れ側、日本で働く外国人介護スタッフ、教育機関などそれぞれの視点を踏まえ、第13回 ワールドケアカフェ「外国人介護スタッフを迎えるために、何をしたら良いのか」をメインテーマとして開催させていただきました。

 

今回ワールドケアカフェの参加者は日本にいる外国人介護福祉士、これから日本国内外外国人介護学校を開校準備している方、日本福祉大学の研究生と卒業生、訪問介護現場外国人スタッフ、日中福祉に興味がある方でした。その中、日本の介護現場で経験がある方が半分以上占めていました。

今回も自己紹介 最新外国人技能実習制度の説明、今まで技能実習生の課題、EPA制度や在日外国人の働きをご紹介、その後、参加者の皆さんたちが胸襟を開いて意見交換しました。

皆さんのご意見を一部記録しました

「日本の介護現場でスムーズに働くのに、なんといっても言葉、安全と介護サービスの質に直接つながります」(日本で介護現場経験が6年以上の外国人介護福祉士)

「外国人介護スタッフの受け入れ、特に最初頃、メンタルケアが大事です。介護技術だけでなく、心も寄り添ってサポートが大事です」(某日本福祉大学 留学生卒業生)

「介護技術の教育が大事です。それを向けて、日本と海外で介護技術支援学校を開設していくことを考えています」(教育機関経営者)

 私自身が外国人介護スタッフとして、日本の技能実習生の生活相談アシスタントの経験から纏め、提案したい重要な一つは、まず、雇用側と外国人スタッフがお互いに良く「知る・伝える」ことは大事ですね。

今回の参加者はやや残念なことは大半外国人でした。外国人介護スタッフを受け入れるのに、構えている姿勢ですと、優秀な人材は現れません。受け入れ側ももっと明るく、積極的な働きが必要だと思います。次回はより多い方の参加と交流を期待しています。

  秋雨寒い中、ワールドケアカフェに来ていただいた皆さん、どうもありがとうございました。